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    <title>牛のドラマシアター</title>
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    <title>スマートな泣き方</title>
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    <published>2008-11-06T12:00:54Z</published>
    <updated>2008-11-09T16:42:23Z</updated>

    <summary>キャリアウーマンと敏腕営業マンが知り合い恋に落ちるのはそう時間がかからなかった。二人の合言葉は何事にもスマートに。一分の隙のない彼女に、ある日男は約束の旅行にはもう行けないと言った・・・</summary>
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        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="001)One Shot Story" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="002)スマートな泣き方" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <![CDATA[<p>
<p><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="150" alt="one_shot_2.jpg" src="http://ushibook.com/drama/one_shot_2.jpg" width="150" /><font size="2">キャリアウーマンと敏腕営業マンが知り合い恋に落ちるのはそう時間がかからなかった。二人の合言葉は何事にもスマートに。一分の隙のない彼女に、ある日男は約束の旅行にはもう行けないと言った。</font></p>
<p></p>
<p>&nbsp;<font color="#008000" size="2">Bar Cendrillon Series&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; </font><a href="http://kobeushi.hp.infoseek.co.jp/sumaatona-nakikata.rm"><font color="#0088cc" size="2">&gt;&gt;&gt; ラジオドラマとして聞く</font></a></p>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p>（ＰＬＡＹ１）</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p><br />マスター　：いらっしゃいませ。<br />男性客　　：どうも・・・<br />マスター　：お飲み物は何にいたしましょうか？<br />男性客　　：そうだな・・・気付け薬はありますか？<br />マスター　：え？<br />男性客　　：冗談です。そんな気分なんですよ、今は。<br />マスター　：ではマンハッタンなんかいかがでしょう？<br />男性客　　：心が奮い立ちますか？<br />マスター　：昔、アメリカの開拓時代、バーテンダーが傷を負ったガン　　　　　　<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; マンの気付け用に作ったという説があります。<br />男性客　　：そりゃいい。お願いします。<br />マスター　：かいしこまりました。</p>
<p><br />　　　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　ドリンクを作る音</p>
<p><br />マスター　：お待たせしました。<br />男性客　　：ありがとう。傷を負ったガンマンの気付け薬か（飲む）<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; ・・・なるほど、少し落着きましたよ。<br />マスター　：そうですか。<br />男性客　　：マスターは西部劇好きですか？<br />マスター　：はい、有名な物は見たと思います。<br />男性客　　：クライマックスでよくでありますよね。ガンマン同士が背　　　　　　<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; を向け、何歩か歩きざま振向いて撃ち合うって。<br />マスター　：決闘のシーンですね。<br />男性客　　：そう。そしてどちらかが倒れる・・・<br />マスター　：大抵倒される方は悪者・・・<br />男性客　　：そうです・・・恋愛にもそういう部分ってあると思いませ　　　　　　<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; んか？<br />マスター　：え？<br />男性客　　：まさに傷を負ったガンマン・・・心の傷を・・・<br />マスター　：お客様・・・<br />男性客　　：これから決闘を始めます・・・僕の恋人と・・・</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ２）</p>
<p><br />マスター　：決闘？<br />男性客　　：別れ話をするんです。<br />マスター　：恋人とお別れになるんですか？<br />男性客　　：はい・・・月並みな言い方かもしれませんが、疲れちゃた<br />　　　　　　んですよ。<br />マスター　：疲れた？<br />男性客　　：彼女はバリバリのキャリアウーマン。僕も一応１部上場企<br />　　　　　　業の営業マン。出会いはやっぱり仕事がきっかけでした。<br />　　　　　　スーツ姿で機敏に動き回る彼女には、確かにキラキラする<br />　　　　　　魅力があった。そして二人が恋に落ちるにはそんなに時間<br />　　　　　　はかからなかった。二人の合言葉はいつでもスマートに、<br />　　　　　　そしてクールに・・・<br />マスター　：スマートにクールに・・・<br />男性客　　：そうです。ベタベタしないってことです。まあ二人という<br />　　　　　　より彼女が好きな言葉だったんです。もっと簡単に言えば<br />　　　　　　カッコ良く付合おうってことですよ。<br />マスター　：よく判ります。<br />男性客　　：彼女は言うだけあって、男性以上に仕事はするし、もちろ<br />　　　　　　んプライベートでも完璧な女性です。約束は必ず守るし、<br />　　　　　　頼み事でも忘れたことはない。けっして愚痴は言わない、<br />　　　　　　泣言も言わない。まさにスーパーレディです。<br />マスター　：それほど素晴らしい方なのにどうして・・・<br />男性客　　：友達のみんなマスターが言った通りの事をいいますよ。<br />　　　　　　でもね、無いものねだりかもしれませんが、最近になって<br />　　　　　　思うんですよ。もっと弱い部分を見せ合える人の方が気が<br />　　　　　　楽だって。<br />マスター　：そうですね、お客様のお気持ちもわかります。<br />男性客　　：だっていくら男でも泣言の１つぐらい言いたい時だってあ<br />　　　　　　りますよ。そんな弱い部分を見せられるのが自分の恋人で<br />　　　　　　あってもいいんじゃないですか？<br />マスター　：そうですね。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ３）</p>
<p><br />Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p><br />マスター　：いらっしゃいませ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ごめーん、遅くなっちゃって。<br />男性客　　：いいよ、仕事だったんだろ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ、会議が長引いちゃって。<br />マスター　：お飲み物何にいたしましょう？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうね・・・あなた何飲んでるの？<br />男性客　　：あ、これ。マンハッタンだったかな？<br />マスター　：ええ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：じゃわたしも同じものください。<br />マスター　：かしこまりました。</p>
<p><br />Ｓ　Ｅ　ドリンクを作る音</p>
<p><br />マスター　：お待たせしました。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ありがとう。で、お話しってなに？<br />男性客　　：あ、ああ・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：夏に計画していた旅行の変更？<br />男性客　　：ああ、それもある。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいわよ、まだ日があるし。旅行代理店には明日にでも連<br />　　　　　　絡するわ。ちょっと待ってね・・・</p>
<p><br />Ｓ　Ｅ　バッグからシステム手帳を取出す</p>
<p><br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ひかえるわ、言って。でも今からだと難しいから、予備の<br />　　　　　　日程も考えてね。最悪は９月になるかもね。わたしはかな<br />　　　　　　り自由が効くからあなたに合わせられると思う。<br />男性客　　：相変わらずテキパキしてて、抜かりは無いな。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：性格なのよ。<br />男性客　　：もっと気楽に出来ないのか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：わたしがルーズな事が嫌いなのは知ってるじゃない。何事<br />　　　　　　も計画がないとスマートに事が進まなでしょ。<br />男性客　　：スマートか・・・アクシデントは？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ある程度の予想外の出来事もプランニングには入れてある<br />　　　　　　わ。<br />男性客　　：さすが裕子だな。それだったら少しは話やすくなった。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：なにが？<br />男性客　　：もう二人で旅行にはいけない。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ４）</p>
<p><br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうなの。そういう事なのね。今日は別れ話だったのね。<br />男性客　　：ごめん。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あら、どうして謝るの？<br />男性客　　：だって、あまりにも一方的すぎるだろ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：もっとわたしが怒ると思っていた？<br />男性客　　：いや、そうじゃあないけど・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：美味しいわこのカクテル。マスターおかわり頂けるかしら。<br />マスター　：かしこまりました。</p>
<p><br />Ｓ　Ｅ　ドリンクを作る音</p>
<p><br />マスター　：お待たせしました。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ありがとう。<br />男性客　　：俺の勝手な理由だよ。裕子は完璧だったよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：それはどうも。<br />男性客　　：仕事も出来るし、友達付合いもいいし、世間的な常識も備<br />　　　　　　わってる。家庭の事も絶対うまくやっていく人だと思う。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：・・・<br />男性客　　：ただ・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：息が詰まるんでしょ。<br />男性客　　：・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいのよ、前の人にも同じこと言われたから。<br />男性客　　：そうなのか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：君は僕にはもったいないくらい完璧だ。だからもっと君に<br />　　　　　　ふさわしい相手を探せよって<br />男性客　　：そうか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：でもそれは詭弁だわ。言訳に過ぎないと思う。本当に大切<br />　　　　　　なものなら絶対手放したくはないと思う。本当はそうなの<br />　　　　　　よ、違うかしら？<br />男性客　　：（返答に窮して）うーん・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あら、ごめんなさい。あなたを責める気はないのよ。わた<br />　　　　　　しだったら大丈夫だから。<br />男性客　　：本当に？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：（強気で）ええ。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ５）</p>
<p><br />男性客　　：本当に俺を責めないのか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：どうして？<br />男性客　　：だって、一方的に別れると切出したのに。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：最初から言ってたじゃない。あくまでもスマートにクール<br />　　　　　　に行きましょうって。だからもしお互いの一方が嫌になっ<br />　　　　　　たら、恨みつらみなしでバイバイする約束だったでしょ。<br />男性客　　：確かにそうだけど・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：けど、なに？<br />男性客　　：そんな簡単に割切れるかな、男と女って。確かに今までは<br />　　　　　　俺達カッコよく付合ってきたよな。オシャレにクールに。<br />　　　　　　でも本当に寄添って生きていくことは、そんなカッコだけ<br />　　　　　　じゃないような気がするんだ。お互いの嫌な部分も見て、<br />　　　　　　弱音も吐いて慰めもされ、ケンカしてもいいじゃないか。<br />　　　　　　でも最後には相手を求め合う・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：・・・<br />男性客　　：そんな意味での付合いが本当じゃないかな。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：強い人間はけっして弱音なんか言わないわ。<br />男性客　　：それは一種のポーズだ。本当に親しい人には言うよ。泣き<br />　　　　　　もするし、グチもこぼす。一番信頼してるからさ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：スマートじゃないわ。<br />男性客　　：確かにね。でもカッコ悪くってもいいじゃないか。その方<br />　　　　　　が人間的じゃないか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：わたしが非人間的だとでも言うの？<br />男性客　　：いやそうじゃない。裕子も本当はそうしたいんじゃないか<br />　　　　　　と思って。ひょっとして人一倍デリケードで傷つきやすい<br />　　　　　　んじゃないかと思ったんだ。だからよけいそんなポーズと<br />　　　　　　言葉で自分の心をガードしてるんじゃないかと・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ありがとう。いいように考えてくれて。<br />男性客　　：じゃ君の強さは本物ってわけか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：とにかくわたしなら大丈夫よ。心配してくれてありがとう。<br />男性客　　：裕子・・・</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ６）</p>
<p><br />男性客　　：そうか、俺の思い過ごしか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ここでお別れしましょう。もう少し飲みたいの。<br />男性客　　：でも・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：心配いらないっていったでしょ。<br />男性客　　：裕子・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスターおかわり頂戴。<br />マスター　：（成行きにためらうが）はい・・・<br />男性客　　：分かったよ。マスター、ありがとう。帰ります。駅は歩い<br />　　　　　　ていけばまっすぐ北でしたよね。<br />マスター　：はい。<br />男性客　　：それじゃ・・・</p>
<p><br />Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p><br />マスター　：お客様・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：（気持ちをふっきるように）おかわりをください。<br />マスター　：まだグラスに半分程・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あ、そうね。ごめんなさい、わたしったら・・・<br />マスター　：お客様・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：（堪えようとしていた涙が溢れてくる）どうして・・・<br />　　　　　　どうして涙なんか出てくるんだろ（無理に明るい口調で）<br />　　　　　　変よねマスター・・・<br />マスター　：いいえ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：こんなの全然スマートじゃないですよね。<br />マスター　：いいえ、とても自然で素敵ですよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：嘘よ。<br />マスター　：本当です。愛している人を思う涙はとても奇麗ですよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：（優しくされたので一段と泣く）どうすれば止まりますか？<br />マスター　：（優しく）彼を追いかけなさい。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そんなのカッコ悪いし、彼もきっと・・・<br />マスター　：彼はあなたの本当の理解者だと思いますよ。本当のあなた<br />　　　　　　を見抜いています。けっして彼もあなたと別れたくはない<br />　　　　　　はずですよ。もしあなたが彼の前に本当のあなたをさらけ<br />　　　　　　出せば・・・彼はきっとそれを望んでたんですよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：なぜそんなこと分かるんです？<br />マスター　：彼が出るときあえて言ったじゃありませんか。駅まで歩い<br />　　　　　　て行くと。だから追いかけて行くべきだと申し上げたので<br />　　　　　　す。それはけっしてカッコの悪い姿ではないと思います。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスター・・・<br />マスター　：早く・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：行きます。（駆け出す）マスター、ありがとう・・・</p>
<p><br />Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>おわり</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>スマートな泣き方　メイキングノート<br />Story by ushi</p>
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    <title>ハンターバニッシュ</title>
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    <published>2008-11-05T11:50:27Z</published>
    <updated>2008-11-09T16:45:15Z</updated>

    <summary>雨宿りに立ち寄ったＢＡＲ。カウンターに一人いる身なりの良い美女。雨が取り持つ縁だった。女は男の飲むグラスの液体を血の色みたいに綺麗ね、と言う。そして静かに殺人を誘いかけてくる... </summary>
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        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
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        <category term="001)ハンターバニッシュ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="シナリオ" label="シナリオ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="150" alt="one_shot_1.jpg" src="http://ushibook.com/drama/one_shot_1.jpg" width="150" /><font size="2">雨宿りに立ち寄ったＢＡＲ。カウンターに一人いる身なりの良い美女。雨が取り持つ縁だった。女は男の飲むグラスの液体を血の色みたいに綺麗ね、と言う。そして静かに殺人を誘いかけてくる...</font> 
<p></p>
<p><font color="#008000"><font size="2">Bar Cendrillon Series&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; </font><a href="http://kobeushi.hp.infoseek.co.jp/hunter-vanish.rm"><font color="#0088cc" size="2">&gt;&gt;&gt; ラジオドラマとして聞く</font></a></font></p>
<p><font color="#008000"></font>&nbsp;</p>
<p><font color="#008000"></font>&nbsp;</p></span>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;（ＰＬＡＹ１）</p>
<p><br />　　　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p>マスター　：いらしゃいませ。<br />男性客　　：いやあ、まいった。よく降るなあ。<br />マスター　：大丈夫ですか？<br />男性客　　：少し濡れただけ。<br />マスター　：よろしかったら、これを（タオル）お使い下さい。<br />男性客　　：ありがとう。ああ、ハンターもらえますか。<br />マスター　：かしこまりました。</p>
<p>　　　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　ドリンクを作る音</p>
<p>マスター　：どうぞ。<br />男性客　　：どうも・・・（小声で）マスター、マスター・・・<br />マスター　：はい。<br />男性客　　：あそこの女性、待合せかな？<br />マスター　：さあ、どうでしょう。<br />男性客　　：よく来る人？<br />マスター　：時折、お見えになられますが・・・<br />男性客　　：そのときは、誰かと一緒に？<br />マスター　：さあ、どうでしたでしょう。<br />男性客　　：全く口が固いんだからマスターは。よし、どうせ今日はも<br />　　　　　　う雨に降られた後だ、ダメでもともと・・・（一つ咳払い、<br />&nbsp; 　　　　　席を立つ様子で）あのー・・・お一人でしょうか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ・・・<br />男性客　　：よろしければ、ご一緒してもいいですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：（あっさり）ええ、どうぞ。<br />男性客　　：（意外）え、いいんですか本当に？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：どうぞ。<br />男性客　　：やった。マスター、すみませんこっちへ。<br />マスター　：かしこまりました。<br />男性客　　：いやあ、てっきり断られると思いました。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：どうして？<br />男性客　　：その、雰囲気が・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そんなに鼻の高い女に見えまして？<br />男性客　　：とんでもない、その、なんて言うか、近寄り難いほどの美<br />　　　　　　人って言うじゃないですか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいのよ、私もちょうど話し相手がほしかったところだか<br />　　　　　　ら。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ２）</p>
<p><br />男性客　　：お待合せじゃなかったのですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいえ。<br />男性客　　：そうですか。さっきまでは外の雨が嫌だなあって思ってた<br />　　　　　　のに、こうなるとそんなこと全然気にならない。人間って<br />　　　　　　単純ですよね。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：雨の取持つ縁ね。<br />男性客　　：（ちょっと嬉しい）そうですよね。縁なんだ、うん。<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 月並みだけど乾杯しませんか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ。</p>
<p>　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　グラスを合わせる音</p>
<p>女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：きれいな色ね、それ何？<br />男性客　　：ハンターです。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスター、私も同じもの作ってくださる。<br />マスター　：かしこまりました。</p>
<p>　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　ドリンクを作る音</p>
<p>マスター　：お待たせしました。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：（一口飲み）おいしい。<br />男性客　　：でしょう。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：色がいいわ。まるで血の色みたいで。<br />男性客　　：やめてくださいよ。僕は苦手なんですよ、そういうのは。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうなの？<br />男性客　　：ええ。話題を替えましょう。今お一人ですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ。<br />男性客　　：（意外）結婚されてないんですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：結婚はしたわ。<br />男性客　　：離婚ですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいえ。<br />男性客　　：じゃ別居？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいえ。<br />男性客　　：結婚してて離婚でもなく別居でもなく、ご主人と一緒じゃ<br />　　　　　　ない。判った、単身赴任。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いなくなったのよ。<br />男性客　　：いなくなった。失踪？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：殺されたんじゃないかと思うの？</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ３）</p>
<p><br />男性客　　：ちょっと待ってくださいよ。ご主人なんでしょ？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうよ。<br />男性客　　：それなのに、そんなシャアシャアと殺されたなんて。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：主人は会社を幾つか経営してて、その強引な性格に敵は確<br />　　　　　　かに多かったわ。（憎むように）わがままで強引で身勝手。<br />男性客　　：それにしても殺されたなんて。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：もういなくなってかなりになるわ。<br />男性客　　：・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：普通で考えたら・・・<br />男性客　　：きっと何かの理由で姿を隠してるだけですよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あの人はそんな性格じゃないわ。妻の私が一番知ってる。<br />男性客　　：でも、仮にもし最悪の事態だったとしても、何かあるはず<br />　　　　　　でしょう。そんな殺人の完全犯罪なんて小説じゃあるまい<br />　　　　　　し・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：どうして？<br />男性客　　：え？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：その気になれば出来ないことじゃないわ。<br />男性客　　：殺人の完全犯罪をですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうよ。そんなこと、あなた考えた事ない？<br />男性客　　：冗談を、そんなこと僕は・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：死体が無ければ、殺人事件になりようもないわ。<br />男性客　　：死体が無ければって、死体を消すのですか！？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：へたに死体を隠したり、バラバラにしても見つかればおわ<br />　　　　　　りでしょ？<br />男性客　　：え、ええ・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：死体を跡形もなく消せば・・・<br />男性客　　：そ、そんなこと・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：簡単な事だわ。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ４）</p>
<p><br />男性客　　：簡単な事って、出来るんですか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ディスポーザーって、ご存知かしら？<br />男性客　　：キッチンについてる・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ、生ゴミ粉砕器。今はいいのが出てるのよ。コーラの<br />　　　　　　瓶だって砕いてしまうくらい強力なやつが。<br />男性客　　：やめてくださいよ！<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：他の方法なら、夫の食品関係の事業部が新たに食品加工用<br />　　　　　　機械を開発してて。その機械はまあ簡単に言えば、巨大な<br />　　　　　　遠心分離器みたいなものなの。<br />男性客　　：遠心分離器？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：その中に肉なんかを入れて作動さすと、液体と細胞が全く<br />　　　　　　分離するの。<br />男性客　　：・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：もっと簡単に言うわ。見たところあなたは身長175センチ、<br />　　　　　　体重60キログラムというところね。<br />男性客　　：あ、ああ・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あなたぐらいの人間をその機械の中に入れ、その機械を作<br />　　　　　　動させる・・・<br />男性客　　：ウッ！<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：体重の60から66パーセントが水分だから、あなただったら<br />　　　　　　約36から40リットルの水分が出るわ。<br />男性客　　：・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：血液量は、体重１キロにつき70から100ミリリットル。<br />　　　　　　だからあなたの血液量は約4200から6000ミリリットル程ね。<br />　　　　　　そのカクテルグラスだと、80杯くらい。色もちょうどそん<br />　　　　　　な感じだわ・・・<br />男性客　　：うわッ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：水分を取られた他の細胞はサラサラの粉末状態になるのよ。<br />男性客　　：・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：どうしたの、お顔の色が変よ。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ５）</p>
<p><br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：おわかりになったでしょ、死体を消すことなんていとも簡<br />　　　　　　単なことだって。<br />男性客　　：う、うん。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：液体と粉末になれば、後は海に流すなり、風に飛ばすなり<br />　　　　　　して自然に帰してあげるだけ。<br />男性客　　：そ、そうだね。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスター、もう一杯同じものお願い。とても気に入りまし<br />&nbsp; 　　　　　たわ、この・・・<br />男性客　　：ハ、ハンター・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ、そのハンターを。<br />マスター　：かしこまりました。</p>
<p><br />　　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　ドリンクを作る音</p>
<p><br />マスター　：どうぞ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ありがとう。うん、おいしいわ。どうしたの、もうお飲み<br />　　　　　　にならないの？<br />男性客　　：いいえ、飲んでますよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：それとね。<br />男性客　　：はい。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：こんなことご存知かしら。<br />男性客　　：ま、まだあるんですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：死体を消すのはいいんだけど、ちょっと困ったことが起き<br />　　　　　　るのよ。<br />男性客　　：そりゃあ困るでしょ、いろいろ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：死亡届が出せないのよ。<br />男性客　　：あ、ああ、そうですよね。死体が無けりゃ死亡の確認は　<br />　　　　　　できませんよね。ハハハ・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：失踪した人を死亡と断定するのって、結構時間と手間が掛<br />&nbsp; 　　　　　かるのよ。知ってて？<br />男性客　　：いいえ、知りませんよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：裁判所から失踪宣告の確定っていう、ややこしい承認がい<br />&nbsp; 　　　　　るの。<br />男性客　　：お詳しいですね。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：それを邪魔する人がいるの。死んだ主人の顧問弁護士。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ６）</p>
<p><br />男性客　　：弁護士？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そう。どこにでもいるじゃない、融通の効かないへんに忠 <br />　　　　　　実な男ッて。<br />男性客　　：え、ええ、そうですね。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あなただってそんなとき思わない？<br />男性客　　：え？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：消えて無くなればいいのにって。<br />男性客　　：（恐怖の笑い）<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうでしょ。あら、ちょっと失礼するけど待っててね。<br />　　　　　　まだお話しの続きはあるから。これもきっと何かの縁よね。<br />　　　　　　そこで待っててよ。すぐ戻るから。（席を立つ）<br />男性客　　：（ガタンと席を立つ）マスター！<br />マスター　：はい。<br />男性客　　：よくそんな澄ました顔していられるね。<br />マスター　：どうかされましたか？<br />男性客　　：どうかじゃないよ、あの女、異常だよ。自分の亭主を殺し<br />　　　　　　てるんだ。それで今度は、弁護士を殺そうと僕に話を持ち<br />　　　　　　掛けてる。聞いてて判らないのかい？（ドア付近で）悪い<br />　　　　　　けど僕は警察には届けない、関わりあって消されるのはご<br />　　　　　　めんだから。<br />マスター　：まだお飲み物が・・・<br />男性客　　：悪いことは言わないから、関わりあっちゃいけないよ。</p>
<p>　　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音。</p>
<p>マスター　：お客様・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：飛んで逃げたでしょ。<br />マスター　：はい。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あのお客でしょ、ここに来る女性客にやたら声掛ける奴。<br />　　　　　　前に、マスター困った顔してたから。<br />マスター　：ありがとうございます。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：あ、もうこんな時間か。そろそろ私も帰ります。本当にお<br />　　　　　　いしかったわ、ハンター。<br />マスター　：お客様。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：なに？<br />マスター　：こんどいらっしゃる時は、ぜひ旦那樣もご一緒に。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そうね。うまく二人とも当直が外れたときに。結構医者同<br />　　　　　　士の共働きって、時間が合わないのよ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>おわり</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ハンターバニッシュ<br />Story by ushi</p>
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    </content>
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    <title>BAR MOON STONE</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ushibook.com/drama/2008/11/bar-moon-stone.html" />
    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.3</id>

    <published>2008-11-04T08:20:14Z</published>
    <updated>2008-11-09T16:47:32Z</updated>

    <summary>港近くにあるＢＡＲ&quot;ＭＯＯＮ　ＳＴＯＮＥ&quot;。神戸の夏に打ち上げられる花火４０００発が咲き誇る夜の、とある失恋ラブストーリー。
</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="001)BAR MOON STONE" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="002)One Scene" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ドラマ" label="ドラマ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="失恋" label="失恋" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="小説" label="小説" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="恋愛" label="恋愛" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<p>
<p><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="151" alt="onescene_3.jpg" src="http://ushibook.com/drama/onescene_3.jpg" width="150" />港近くにあるＢＡＲ"ＭＯＯＮ　ＳＴＯＮＥ"。神戸の夏に打ち上げられる花火４０００発が咲き誇る夜の、とある失恋ラブストーリー。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        <![CDATA[<p><font size="-1">BGM<br />"After you've gone"<br />by Anri Ge La<br /></font><br /><embed src="http://ushibook.com/bgm/hp.mid" width="100" height="16" type="audio/midi" controller="CONSOLE" loop="False" autostart="False"></td> </p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font size="2">ＢＡＲ"ムーン・ストーン"には彼女以外に客はいなかった。<br /><br />時折遠くで地響きのような轟音が響き渡る。<br /><br />ブラックとグレーを基調とした店内。灯りは、数箇所のダウンライトだけで、漆黒色で出来た長いカウンターが雰囲気を落ち着かせている。ミラー張りになっているボトルカウンターには色とりどりの酒瓶が並ぶ。ボトルはそれだけでその空間の装飾となって美しい。<br /><br />カウンターの中にはバーテンの若い男が一人だけいた。名前は上月和真（こうづきかずま）といい２９歳だが、この店のオーナーマスターをしている。客がいないカウンターで上月はデッシュタオルでグラスを念入りに磨いていた。<br /><br />カウンターとは別にテーブル席が３つある。色はブラックで木製の重厚な造りのものだ。テーブル中央にはダウンライトが一筋だけ落ちてくるようになっている。そのテーブルのひとつに、瀬戸明日香はいた。夏らしいワンピースにブルーのストラップサンダルを履いている。髪も夏らしいショートカットが涼しげだ。<br /><br />再び遠くで"ドーン"という轟音が響いた。<br /><br />明日香は読んでいた文庫本から眼を離し、音のする方角を見た。顔を上げた拍子に上月と眼があった。<br /><br />「もうそろそろ終わる時間です」<br /><br />と上月は、確認するかのように時計を見て明日香に言った。<br />明日香は上月の言葉を聞いて、コクンとひとつ頷いた。テーブルにある明日香がオーダーしたライムコークの氷はほとんど溶けていた。<br /><br />「今日みたいな日に、ひとりで来るお客さんってわたしくらいなものですよね」<br /><br />明日香は、恥ずかしい思いと寂しげな表情の入り混じった顔を上月に向けた。上月は、一瞬なんと言葉を返していいものか迷った。上月は明日香の心中を察することが出来たからだ。<br /><br />８月の第１週の神戸では「みなと祭り」という夏のイベントがある。そのメインを飾るのがハーバーランド沖から打ち上がる４０００発の打ち上げ花火の競演なのだ。この日は神戸だけでなく、近郊の都道府県から来る多くの人で港は賑わう。<br /><br />上月の店がある元町は、ハーバーランドの身近にあるためその花火の轟音が十分に聞こえてくるのだ。それは身体の芯まで響き渡るような重厚な音響だった。<br /><br />本来なら今日は明日香は、彼女が想う人と一緒に花火を見学に行くのだったのに。上月は彼女に対して、半ば申し分けない気持ちでいっぱいだった。<br /><br />半年ほど前の冬に、上月は自分の友人の島田公一郎を明日香に紹介した。島田は上月の高校時代からの親しい友人だった。高校を卒業してからも上月と島田は、付かず離れずの交友を保っていた。<br /><br />島田は高校時代からスポーツマンで、冬はスキー夏はウィンドサーフィンを楽しんでいた。上月は数年前までは島田とよく、冬山に夏は海へと行ったのだが、自分の店を出して以来すでに行くことはほとんどとなくなっていた。<br /><br />そんな島田を明日香に店で紹介したのは、昨年のクリスマスの数週間前だったように記憶する。どちらも恋人がいないということで、上月の店でほぼ自然な形で引き合わせたのだった。<br /><br />二人はすぐに意気投合したようだった。クリスマス・イブには神戸で有名なホテルレストランでロマティックな食事をしたと、島田はご丁寧に上月に報告しに来たのを覚えている。その後も二人で、上月の店にはよく飲みに来てくれた。<br /><br />自分が紹介した二人が、仲むつまじくしているのを上月は心底嬉しく見ていた時期もあった。<br /><br />初夏を迎えようとしていたある日、明日香が一人で店にやって来た。いつもは必ず二人で来ていたので、上月は何気に島田のことを聞いた。その時の明日香のかすかな表情だけで、上月は島田が彼女から離れたことを察した。<br /><br />その後数日して、島田の噂を彼の仲の良い友人たちから聞いた。やはり新しい恋人を作ったみたいで、その新しい彼女はどうやら夜に勤める女らしい。<br /><br />それを聞いた時に上月は「しまった」と思った。<br /><br />高校時代、上月と島田は同じ野球部員だった。高校生ともなると男同士の会話はやはり女の子の話題が多い。部室でよく女性の好みの話をしていた時、島田はよく大人っぽい水商売の女性がいい、と高校生ながら言ってたものだ。上月は彼のそんな台詞を思い出した。<br /><br />明日香は全くそんな風情の女性からはほど遠い。まだあどけない顔と細身のスレンダーなボディは、どことなく少女の香りもする。<br /><br />「あの野郎、遊んだだけだったのか」<br /><br />上月は、言葉にこそしなかったが確信した。<br /><br />「俺のボーンヘッドと言えば、そうなるが」と反省した時には、すでに遅かったという次第なのだ。<br /><br />まだ夏を迎える前、明日香が今年の夏はやっと恋人と神戸の花火を観に行けると嬉しそうに微笑んでいた。すでに約束もしていると言っていた。明日香は、その花火大会の今日、ひょっとして島田がひょっこりこの店に迎えに来てくれるではないかと待っていたのだ。<br /><br />それは、明日香が誕生日に彼から買ってもらったという夏用のサンダルを履いて来ているので安易に想像出来る。<br /><br />彼女は、まだ彼のことを想っている。そう思うたびに上月は、目の前にいるあまりにもか弱そうな明日香に胸が痛んだ。<br /><br />ラムコークのお代わりを明日香のテーブルに持って行った時には、すでに花火が終了して１時間半が経過していた。いまだ店内には明日香意外客はいなかった。<br /><br />「ありがとうございます」と言う言葉と「ごめんなさい」と明日香が小さく言った。彼女一人のために店を開けさせていることを、上月に詫びたのだ。彼女は文庫本を持っていたが、すでに文字を追っていない。<br /><br />「もう島田のことは諦めてくれないかい」<br /><br />明日香は、顔を上月に真っ直ぐに向けた。表情が見る見るくしゃくしゃになった。涙が見る間に両眼から溢れてきた。ダムが決壊したかのように、涙は溢れてくる。次の瞬間にワッと両手で顔を覆い、明日香は小さな引きずるような声を上げて泣いた。肩が小刻みに震えていた。<br /><br />上月は、フッと小さく息を吐いてダウンライトを見上げた。<br /><br />「もう彼は君のことを愛してないんだ。今頃は違う女と一緒のはずだ。紹介したのは実際僕だけど･･･」<br /><br />「いいえ、島田さんを紹介してくれて、ありがとうございました」<br /><br />明日香は、震える声で力いっぱいそう言った。<br /><br />今の彼女にはいささかショックを与えるかもしれないが、いっそはっきりと言い放つ手段に上月は出た。吉と出るか凶と出るかは、彼にもわからなかった。が、すでに言い出したので次の台詞も上月は続けた。<br /><br />「もう、そのサンダルも脱ごう。今日一緒に彼と夜の港へ行く約束をしてたのは知ってる。でも彼は来なかった。そして、これからも来ないんだよ」<br /><br />明日香は、受けたショックと事実を改めて聞こうとしているのか、泣き声は止まっていた。<br /><br />「僕は高校時代、ピッチャーをしてたんだ」<br /><br />上月の突然の脈絡のない台詞に、明日香は一瞬キョトンとした顔を向けた。<br /><br />「スピードはそんなになかったけど、コントロールはよかったんだ」<br /><br />そういい終わると、上月は店のブラインドを降ろしＢＧＭを切った。<br /><br />「君はコントロールはいい方かい？」<br /><br /><br />上月の運転する４駆はメインストリートをはずして、裏道を抜けて走っていた。助手席には明日香がいた。<br /><br />「どこへ行くのですか？」<br /><br />明日香が、運転する上月に聞いた。<br /><br />「そのサンダルを返しに行くのさ」<br /><br />「え！？」<br /><br />明日香は、驚いた表情を上月に向けた。上月は明日香に軽くウィンクしただけでフロントガラスの前方を見た。<br /><br />「モーションはワインドアップで投げるんだぞ、いいな。島田は内角に昔から弱かった。ストレートで十分だ」<br /><br />上月があまりにも力強く言ったので、明日香は意味が分からなかったが頷いていた。<br /><br />車は坂の麓に駐車しておいた。二人は緩やかな坂道を登っている。住宅とマンションが並ぶ地域だった。５階建てのレンガ造りのマンションの前で上月は立ち止まった。<br /><br />「あそこの２階の一番東の部屋だ」<br /><br />上月は、正面のマンションの右斜め前方を指差した。<br /><br />「さあ、君のサンダルを貸して」<br /><br />一瞬躊躇したが、明日香は履いているサンダルを脱いで上月に手渡した。上月は笑顔で、明日香からサンダルを受け取った。<br /><br />「俺の投球フォームをよく見ておくんだよ」<br /><br />明日香は、大きく頷いた。<br /><br />「いいか」<br /><br />というと、上月は右腕を２、３度大きくグルグル回して、野球の投手よろしく振りかぶった。右手に持った片方のサンダルの踵辺りをボールの直球の握りで硬く持っていた。<br /><br />左足を高く上げて、右腕を大きく振りぬいた。明日香のサンダルは夜の街灯の明かりの中を放物線を描いて飛んだ。次の瞬間、ガシャンというガラスの割れる音が響いた。<br /><br />「さあ、次は君の番だ」<br /><br />上月は、もう片方のサンダルを明日香に手渡した。何が起こってるのかわからない明日香は、大きな瞳をさらに大きくしていた。<br /><br />「俺が割ったガラスのもう片側を狙え、さあ早く！」<br /><br />上月の声に気押された明日香は、先ほどの上月のフォームを見よう見真似で、自分の片方のサンダルを投げ抜いた。上月はそのサンダルの行方を見ていたが、思わずガッツポーズを見せ飛び跳ねた。先ほどに続いて、激しいガラスの割れる音が辺りに響き渡った。<br /><br />割れたガラスの部屋の中から女性の叫び声が聞こえた。<br /><br />「さあ、逃げよう！」<br /><br />上月は、明日香の手をとり坂道を下って降りた。<br /><br />割れたガラスの部屋からは、上半身裸の若い男が顔を出して辺りをキョロキョロ見回していた。<br /><br />二人は元に停めていた４駆に両サイドから乗り込んでドアを同じく閉めた。エンジンを掛けて車を出した。ハンドルを切りながら、上月は明日香に言った。<br /><br />「君は投手としての、いい素質があるよ」<br /><br />明日香は、先ほどの涙が嘘のように本来の彼女らしい少女のような笑顔を上月に見せた。<br /><br />おわり<br /></font></p>
<p><font size="2">BAR MOON STONE<br />Story by ushi<br />Model setopyon</font></p><script type="text/javascript"><!--
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    <title>未来的愛玩具２・（１）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ushibook.com/drama/2008/10/post-35.html" />
    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.78</id>

    <published>2008-10-18T22:40:22Z</published>
    <updated>2008-11-09T16:49:55Z</updated>

    <summary>Ａ．Ｉとは「人口知能」の意味でロボットが果たして人間のように人を愛せるか、というのがテーマであった。２０１０年となった今では、つい数年前のこのテーマがすでに実現に近づきつつあった・・・</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="004)未来的愛玩具２" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="sf" label="SF" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"><img class="mt-image-center" style="DISPLAY: block; MARGIN: 0px auto 20px; TEXT-ALIGN: center" height="364" alt="top_title.gif" src="http://ushibook.com/drama/top_title.gif" width="523" /></span></p>
<p><font style="FONT-SIZE: 1.25em">act 1</font></p>
<p><br /><font style="FONT-SIZE: 1.25em">２００１年に「Ａ．Ｉ」というスピルバーグの映画が上映された。<br /><br />Ａ．Ｉとは「人口知能」の意味でロボットが果たして人間のように人を愛せるか、というのがテーマであった。２０１０年となった今では、つい数年前のこのテーマがすでに実現に近づきつつあった。<br /><br />くみは３０を半ばに過ぎかかろうとしていた。<br /><br />ルックスは人並みなのだが、コテコテの大阪気質が昂じて婚期を逃していた。家族から離れ神戸に一人住まいをしたのも、いつでも男を自分の部屋に呼び込むためだった。しかしその策略も今だ実現されたことはない。<br /><br />くみは日曜の午後、パジャマ姿で織り込みのチラシに目を通していた。会社の同僚からは映画の誘いを受けていたが、男友達に食事に誘われていると断わった。見栄をはったのだ。同僚からの誘いを毎回受けては、男日照りだと思われるのが嫌だった。退屈な休みとなるのは分かっていたのだが仕方ない。<br /><br />フト目に入ったチラシがあった。<br /><br />「恋人型Ａ．Ｉ新発売」とあった。ＴＶニュースでも最近の人工知能の発達ぶりは目覚しいと連日の報道でくみも耳にはしていた。誇大広告とは知りつつもチラシの文字を追った。<br /><br /></font><font style="FONT-SIZE: 1.25em"><font color="#ff0033">「あなただけを一生愛する男性型ロボット」<br />「浮気の心配いらず・一途２号」</font><br /><br />などと女性の気を引くキャッチフレーズが並んでいる。<br /><br />「叶うはずもない人間の男より、やっぱり現実的なロボットやろか」<br />くみは、思わず心のうちで呟いていた。<br /></font></p>
<p><font style="FONT-SIZE: 1.25em"><font style="FONT-SIZE: 0.8em"><a href="http://ushibook.com/drama/005-1/">&gt;&gt;&gt;全編</a></font></font></p>
<p><font style="FONT-SIZE: 1.25em">&nbsp;</p><script type="text/javascript"><!--
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</script></font>]]>
        
    </content>
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    <title>死んでもアイラブユー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ushibook.com/drama/2008/10/post-34.html" />
    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.76</id>

    <published>2008-10-15T20:11:21Z</published>
    <updated>2008-11-09T16:53:30Z</updated>

    <summary>恋人同士の幸太郎と園子は、ドライブ中口げんかが元で大事故を起こしてしまう。園子は重体ながらも助かったものの幸太郎は即死を遂げる。霊となった幸太郎を天国から迎えに来たのは、１年前に死んだ二人の親友の四朗だった・・・
</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="003)Young Theater " scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="005)死んでもアイラブユー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="シナリオ" label="シナリオ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="ドラマ" label="ドラマ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="ドラマシアター" label="ドラマシアター" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="ラジオドラマ" label="ラジオドラマ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="恋愛" label="恋愛" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<p>
<p><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="150" alt="iloveyou.jpg" src="http://ushibook.com/drama/iloveyou.jpg" width="150" />恋人同士の幸太郎と園子は、ドライブ中口げんかが元で大事故を起こしてしまう。園子は重体ながらも助かったものの幸太郎は即死を遂げる。霊となった幸太郎を天国から迎えに来たのは、１年前に死んだ二人の親友の四朗だった・・・</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
        <![CDATA[<p><br />《キャスト》</p>
<p><br />亀山　幸太郎</p>
<p>園子の恋人。のんびりした性格だが友達思い。<br />律儀。コミュニケーションが下手なので誤解を招じやすい。</p>
<p>荒井　園子<br />しっかり者だが、根は純情で素直。<br />幸太郎の煮え切らない交際振りにイライラしている。</p>
<p>安楽&nbsp; 四郎</p>
<p>生前幸太郎と同様園子を恋していた。<br />性格は幸太郎と反対でリーダーシップ型。幸太郎の親友。</p>
<p>地縛霊</p>
<p>近所のおもろいオヤジ風。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ?１）</p>
<p><br />１　走る車・車内</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　カーステレオの音楽がプツリと切れる。</p>
<p><br />園子　　：（ちょっとイラ立った様に）あなたってどうしていつもそう煮<br />　　　　　え切らないの。</p>
<p>幸太郎　：なにが？</p>
<p>園子　　：なにがって、私達付合ってどれくらいか知ってる？</p>
<p>幸太郎　：大学の時からだから、えーと・・・</p>
<p>園子　　：それは知り合った時からでしょ。<br />　　　　　ちゃんと恋人として付合いだしてから。</p>
<p>幸太郎　：えーと、それは・・・</p>
<p>園子　　：じゃ私の歳は？</p>
<p>幸太郎　：えーと、にじゅう・・・ご。</p>
<p>園子　　：六になったの、先月で。<br />　　　　　あなた居なかったわね、私の誕生日。</p>
<p>幸太郎　：あれは出張で・・・</p>
<p>園子　　：電話くらい、しろよな。</p>
<p>幸太郎　：ごめん。</p>
<p>園子　　：あのね、適齢期の女の子と付合ってて１年もすれば、<br />　　　　　ふつう結婚のケの字くらい言わない？</p>
<p>幸太郎　：そりゃあ・・・</p>
<p>園子　　：結婚しろって、脅してんじゃないのよ。<br />　　　　　それともただの遊びで付合ってるわけ？</p>
<p>幸太郎　：（あわてて）そんなことない。絶対ない。</p>
<p>園子　　：だったら・・・（溜息）もういいわ。もういい。</p>
<p>幸太郎　：そんな風に言わないでくれよ園子。</p>
<p>園子　　：あーあ、あの人が生きててくれたらなあ。</p>
<p>幸太郎　：四郎のことか？</p>
<p>園子　　：そうよ。彼も私のこと好きだって言ってくれた。<br />　　　　　でも交通事故で亡くなってもう１年。</p>
<p>幸太郎　：１１ヵ月と１３日。</p>
<p>園子　　：どうして死んだ人のことをよく覚えて、<br />　　　　　私のことは歳さえ覚えていないの？</p>
<p>幸太郎　：いやそんなつもりで言ったんじゃないんだ。<br />　　　　　ただ四郎の喪が明けたら・・・</p>
<p>園子　　：もういいわ。私に興味がないのが判ったから。<br />　　　　　降ろして。</p>
<p>幸太郎　：なにを言うんだい園子。</p>
<p>園子　　：もう幸太郎とは別れるわ、今日で判ったから。<br />　　　　　だからここで降ろしてちょうだい。　</p>
<p>幸太郎　：無茶するなよ、ここは高速道路だぞ！<br />　　　　　おいハンドルから手を離せよ！</p>
<p>園子　　：いいから降ろして！</p>
<p>幸太郎　：よせ、危ない。あッ！！！</p>
<p>園子　　：キャーーーッ！！！</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　車の激しいクラッシュ音<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 救急車のサイレン音</p>
<p><br />２　事故現場付近</p>
<p><br />幸太郎　：凄い事故だなあ。</p>
<p>四郎　　：大型トレーラーと正面衝突か。<br />　　　　　見ろよ運転手が運び出されてる。<br />　　　　　どうやら即死ってとこだな。</p>
<p>幸太郎　：可哀相に・・・待てよ、（驚いて）あれは俺じゃないか！</p>
<p>四郎　　：そうらしいなあ。</p>
<p>幸太郎　：そうだ、俺はたった今あの車を運転してたんだ。<br />　　　　　じゃここにいる俺は？・・・<br />　　　　　これは一体どういうことなんだ！</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ?２）</p>
<p><br />３　雲の階段</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　異空間の音</p>
<p><br />幸太郎　：そうだ、俺は車を運転していたんだ。<br />　　　　　あの事故は俺だったんだ。</p>
<p>四郎　　：そうだよ。おまえは死んだんだ。</p>
<p>幸太郎　：（ガッカリと）そうか。俺は死んだのか・・・<br />　　　　　ところで君は？</p>
<p>四郎　　：相変わらずのんびりした奴だなおまえは。俺だよ。</p>
<p>幸太郎　：・・・四郎、四郎か？</p>
<p>四郎　　：そうだよ。おまえを迎えに来てやったぞ。</p>
<p>幸太郎　：そうか、四郎か。久しぶりだな、元気だったかい？</p>
<p>四郎　　：お陰さんで、と言いたいところだけどもう死んでるから。</p>
<p>幸太郎　：そうだったなよな。その節はご愁傷樣で・・・<br />　　　　　でもなんかマヌケな会話だな、<br />　　　　　死んだ本人に再会してご愁傷樣なんて。</p>
<p>四郎　　：（笑って）おまえらしくっていいや。<br />　　　　　まだ死んで間もないから無理はない。<br />　　　　　じき慣れるから心配するな。さあ、早く上まで登って行こう。</p>
<p><br />４　雲の上</p>
<p><br />四郎　　：さあ着いたぞ。しばらくここで順番を待つんだ。</p>
<p>幸太郎　：ここはどこだい？</p>
<p>四郎　　：精霊界といって霊界の入口、まあ待合所といったところだ。</p>
<p>幸太郎　：たくさんの人じゃなかった、霊がいるなあ。</p>
<p>四郎　　：死んだ人はまずここへ来るんだ。<br />　　　　　生きている時に一番親しかった霊に連れられて。<br />　　　　　そして霊界に入るための手続きをここでするんだ。</p>
<p>幸太郎　：あの人、あの人は漫画家の！</p>
<p>四郎　　：赤塚不二夫さんだ。先ほど来たそうだ。</p>
<p>幸太郎　：ふーん、そうか。あの人！</p>
<p>四郎　　：ロス疑惑の三浦元社長！自殺してた！。<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 俳優の緒方拳さんも・・・</p>
<p>幸太郎&nbsp; ：ほんとだ！</p>
<p>四郎&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ここは芸能記者なんかいないから、ホッとしていることだろうな。</p>
<p>幸太郎　：おふくろが緒方拳のファンだったから、<br />　　　　　サイン貰って・・・ちょっと待ってよ・・・</p>
<p>四郎　　：どうしたんだ？</p>
<p>幸太郎　：園子、園子はどうしたんだ？<br />　　　　　慣れない世界に突然来たものだからうっかり忘れてた。<br />　　　　　彼女もここへ来てるのか？</p>
<p>四郎　　：いや、彼女は助かった。と言うよりおまえが助けたんだ。</p>
<p>幸太郎　：俺が助けた？</p>
<p>四郎　　：そうだ。おまえはうっかり者だから<br />　　　　　ついシートベルトを締めるのを忘れてた。<br />　　　　　それが幸いしてぶつかる瞬間身を呈して園子を守ったんだ。<br />　　　　　おまえの体がクッション代わりになってた。</p>
<p>幸太郎　：そうか、よかった。</p>
<p>四郎　　：でも意識不明の重体で、今は生と死の間にいる。</p>
<p>幸太郎　：もう会えないのか？</p>
<p>四郎　　：そんなことはないけど、時間がかかる。<br />　　　　　・・・おい、幸太郎どこへ行くんだ？</p>
<p>幸太郎　：ちょっと彼女に会って来る。</p>
<p>四郎　　：バカをいうなよ。手続きしなくちゃ霊界に入れなくなるぞ。</p>
<p>幸太郎　：どうしても彼女に話しておきたいことがあるんだよ。</p>
<p>四郎　　：やめろ、彼女の霊は今すごく不安定な状態なんだゾ。</p>
<p>幸太郎　：そうしたのは俺の責任なんだ。<br />　　　　　だから彼女に俺の気持ちを伝えるまで死んでも死に切れないよ。</p>
<p>四郎　　：相変わらずだな。わかったよ。</p>
<p>幸太郎　：ありがとう四郎。この恩は一生忘れない。</p>
<p>四郎　　：もうおまえの一生は終わってる。</p>
<p>幸太郎　：ああそうか、またマヌケたことを言ってしまったな。</p>
<p>四郎　　：でもこれだけは守れよ。<br />　　　　　おまえはもうすでに死んでるのだから<br />　　　　　あっちの世界にはそう長くは居られない。<br />　　　　　居ると浮遊霊になっちまうゾ。<br />　　　　　それと園子の霊を無理に連れて来ようとするな。</p>
<p>幸太郎　：わかった。すぐ戻ってくるから。</p>
<p>四郎　　：おい、幸太郎・・・もう行っちまいやがって。<br />　　　　　相変わらず困った奴だ。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ?３）</p>
<p><br />５　下界</p>
<p><br />幸太郎　：まいったな、園子が収容された病院がわからないよ。<br />　　　　　人に尋ねようにも幽霊になった俺の声は通じないし。<br />　　　　　幽霊なら瞬間移動のような便利な機能があるはずなんだけど、<br />　　　　　なったばかりだからよく判らないし・・・困ったな。</p>
<p>地縛霊　：なにか探し物かね？</p>
<p>幸太郎　：え、あなた僕が見えるのですか？</p>
<p>地縛霊&nbsp; ：おまえさん、昨日の事故で来た新入りだろ、ヒヒヒ。</p>
<p>幸太郎　：そうです。あなたは？</p>
<p>地縛霊　：地縛霊。<br />　　　　　爆弾抱えて死んだわけじゃないだぞ。（笑う）</p>
<p>幸太郎　：知ってます。それじゃ土地の人ですね、よかった。</p>
<p>地縛霊　：フン、ジョークの判らん奴だ。</p>
<p>幸太郎　：僕と一緒にいた女性、<br />　　　　　どこの病院へ収容されたかご存知ありませんか。</p>
<p>地縛霊　：ああ、藤野病院にいる。<br />　　　　　あそこの医院長虫がすかねえ、<br />　　　　　いつか取りついてやろうと思ってたところだ。<br />　　　　　どうだ、手伝わんか？</p>
<p>幸太郎　：ありがとうございます。感謝します。</p>
<p>地縛霊　：おい、待て新入り。なにが感謝だ。<br />　　　　　どこの世界に感謝される地縛霊がいるってんだ、クソッ！</p>
<p><br />６　藤野病院</p>
<p><br />幸太郎　：荒井園子、荒井園子・・・面会謝絶、荒井園子。<br />　　　　　あったここだ。ごめんください・・・<br />　　　　　そうか、ノックは要らないのか。<br />　　　　　それじゃちょっと失礼します。</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　ドアをすり抜ける音</p>
<p><br />幸太郎　：こりゃひどい・・・<br />　　　　　園子、ごめんよこんなひどい怪我させちゃって<br />　　　　　・・・なんて謝ったらいいか・・・園子、園子（塢咽）<br />　　　　　あ、先生が入ってきた。<br />　　　　　先生・・・あー、通り抜けちゃった。<br />　　　　　くそッ、なんて不便なんだ。</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 　Ｓ　Ｅ　肉体から霊魂が離れる音</p>
<p><br />園子　　：私を呼んだのは誰？</p>
<p>幸太郎　：園子！</p>
<p>園子　　：幸太郎！？</p>
<p>幸太郎　：気がついてくれたんだね。</p>
<p>園子　　：どうしたの。何があったの？</p>
<p>幸太郎　：事故が起きたんだ。</p>
<p>園子　　：そうだわ、車に乗ってて・・・無事だったの私達？</p>
<p>幸太郎　：いや僕は死んだんだ。</p>
<p>園子　　：じゃ私も？</p>
<p>幸太郎　：園子は死んじゃいない。あそこにいる。</p>
<p>園子　　：このベッドにいるのが私・・・一体どうなってるの？</p>
<p>幸太郎　：君は今生死の間を彷徨っている。<br />　　　　　でも大丈夫だよきっと助かるから。</p>
<p>園子　　：でも助かればもう幸太郎と会えないの？</p>
<p>幸太郎　：たぶん。</p>
<p>園子　　：嫌よ。私も連れてって。</p>
<p>幸太郎　：園子・・・</p>
<p>園子　　：元はと言えば私の無茶が原因で起きた事故なのに、<br />　　　　　私だけが助かるなんて・・・</p>
<p>幸太郎　：でも勝手に君をあの世に連れてきちゃいけないって<br />　　　　　言われてるんだ。</p>
<p>園子　　：誰に？</p>
<p>幸太郎　：四郎に。</p>
<p>園子　　：四郎もいるの！<br />　　　　　だったらなおさら連れてってよ！<br />　　　　　みんなに死なれて一人で生きるのなんて嫌よ。</p>
<p>幸太郎　：そうだよな・・・</p>
<p>四郎　　：ダメダメ。<br />　　　　　やっぱり俺の言い付け守らなかったな、幸太郎。</p>
<p>幸太郎　：四郎！</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ?４）</p>
<p><br />７　藤野病院</p>
<p><br />園子　　：四郎、１年前に死んだはずの。</p>
<p>四郎　　：ああそうだよ。久しぶりだな園子。</p>
<p>園子　　：会いたかったのよ。突然事故で死んじゃうんだもの。</p>
<p>四郎　　：少し場所を替えよう。２人とも俺の手を取って。<br />　　　　　そうそう、じゃ行くよ。</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　瞬間移動の音</p>
<p><br />８　海岸</p>
<p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　波の音</p>
<p><br />園子　　：うわあ、懐かしい場所。<br />　　　　　学生時代四郎の車でよく３人でここに来たわよね。</p>
<p>幸太郎　：夏の夜、よく花火なんかした。</p>
<p>四郎　　：ああ、あの頃よく３人で遊んだものだ。</p>
<p>園子　　：あの頃が一番楽しかった。</p>
<p>四郎　　：でも大学を卒業して３人の関係は微妙に変わっていった・・・<br />　　　　　なぜなら園子は女で俺と幸太郎は男。<br />　　　　　そして俺達２人は共に園子が好きだった。</p>
<p>幸太郎　：うん、誰も何も言わなかったけど判っていた。<br />　　　　　そのことはみんな避けていたから。</p>
<p>四郎　　：言えば仲のいい関係が崩れるのが判っていた。<br />　　　　　園子が１度言ったよな、私が男だったらいいのにって。</p>
<p>園子　　：私もすごく悩んだ。</p>
<p>四郎　　：判ってる。みんな判ってるからこそ、辛かった・・・<br />　　　　　でも最終的に園子は幸太郎を選んだ。</p>
<p>園子　　：ごめんなさい、でも私・・・</p>
<p>四郎　　：いや、俺は園子を責めてるんじゃないんだ・・・<br />　　　　　俺はそのことを知った。ショックだった。<br />　　　　　いくら親友といっても気軽に「よかったな」って言って、<br />　　　　　これまで通り付合えなかった。</p>
<p>幸太郎　：四郎・・・</p>
<p>四郎　　：俺は２人の前から姿を消した・・・</p>
<p>園子　　：とても悲しかったわ。</p>
<p>四郎　　：その頃俺はまだ人間ができてなかったのさ。<br />　　　　　でも１年たって気持ちがふっきれたような気がしたから<br />　　　　　幸太郎に会いに行こうとした。<br />　　　　　はやる気持ちから俺はあの事故を起こしたんだ。</p>
<p>幸太郎　：そうだったのか。</p>
<p>四郎　　：俺より苦しんだのは幸太郎だ。<br />　　　　　それも判っていた。悪かったな幸太郎。</p>
<p>幸太郎　：あやまるなよ、そんな・・・</p>
<p>四郎　　：そしておまえは俺が死んで１年喪が明けるまで、<br />　　　　　園子に結婚を申し込まないと自分に誓った・・・<br />　　　　　おまえはそれが俺に対する供養と考えた。</p>
<p>園子　　：そうだったの！？</p>
<p>幸太郎　：ああ・・・</p>
<p>四郎　　：そのことを伝えるためにあの世から戻ってきたんだ幸太郎は。</p>
<p>園子　　：あの時言ってくれればよかったのに・・・</p>
<p>四郎　　：昔から律儀なバカな奴だよな。でもそこがいい所だ。<br />　　　　　だから園子も惚れたんだろ？</p>
<p>園子　　：うん。</p>
<p>四郎　　：正解だ。俺も幸太郎を失うのが嫌だった。<br />　　　　　だから結局会いに行こうとしたんだ。</p>
<p>幸太郎　：四郎、ありがとう。</p>
<p>園子　　：よかった。２人の仲が戻って。<br />　　　　　でも、これから先どうなるの？</p>
<p>幸太郎　：そうだ、園子だけ置いて行けないよ。</p>
<p>園子　　：お願い、私も一緒につれてって。</p>
<p>幸太郎　：四郎、頼むよ。</p>
<p>四郎　　：・・・辛いけど、それは出来ない。　</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ?５）</p>
<p><br />９　海岸</p>
<p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　波の音</p>
<p><br />幸太郎　：園子も一緒に行くことは出来ないのかい？</p>
<p>四郎　　：人は生きている間に自分で決めたテーマを学び、<br />　　　　　自分に果した使命を実行する。<br />　　　　　学び終え、使命を果したとき人はこの世を去る。<br />　　　　　そしてまた新たなことを次の世で再び学習する。<br />　　　　　そうしながら次第に魂を磨いていくんだ・・・<br />　　　　　園子にはまだ使命が残っている。</p>
<p>園子　　：私に？</p>
<p>四郎　　：そう。この経験から本当に人を愛するということを学び、<br />　　　　　それを今度は人に教えていかなければならない。</p>
<p>園子　　：じゃお別れなのね。もう２人には会えないの？</p>
<p>四郎　　：会えるよ。俺達は常に仲のいい魂の結びつきなんだ、永遠に。</p>
<p>園子　　：永遠に・・・</p>
<p>四郎　　：だから心配しないで。</p>
<p>園子　　：また会えるのね。</p>
<p>四郎　　：そうだよ。</p>
<p>園子　　：幸太郎・・・</p>
<p>幸太郎　：うん、また会おう。</p>
<p>四郎　　：そろそろ帰る時間だ。園子を病院まで送ってやろう。<br />　　　　　さあ、もう一度手をつないで。いいか？</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　瞬間移動の音</p>
<p><br />10　病院</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ&nbsp; Ｅ&nbsp; 病院の喧騒</p>
<p><br />園子　　：お医者さんがみんな慌ててる。</p>
<p>四郎　　：園子が魂を留守にしたので肉体が生気を失ってるんだ。</p>
<p>幸太郎　：早く戻ってあげろよ。みんな困ってる。</p>
<p>園子　　：うん。でも私が目が覚めたとき幸太郎と四郎に<br />　　　　　会ったこと覚えている？</p>
<p>四郎　　：いや、たぶん記憶にはない。</p>
<p>園子　　：嫌だ。それじゃ辛いじゃない。</p>
<p>四郎　　：それを乗り越えるんだ。<br />　　　　　苦しみを乗り越えることが学ぶことだから。<br />　　　　　でも、魂のどこかではきっと覚えているはずだ。</p>
<p>園子　　：魂のどこかで・・・</p>
<p>四郎　　：心を素直にしろ。<br />　　　　　自分に素直に。そうすると聞こえてくるから。<br />　　　　　俺と幸太郎が応援する声が。</p>
<p>園子　　：判ったわ。頑張るわ。</p>
<p>幸太郎　：元気でな園子。</p>
<p>園子　　：うん。でも私が死んだ時はちゃんと迎えに来てよ、２人で。</p>
<p>幸太郎　：必ず来るよ。</p>
<p>四郎　　：約束する。</p>
<p>園子　　：ありがとう。幸太郎、四郎。さよなら。</p>
<p>幸太郎　：さよなら。</p>
<p>四郎　　：さよなら。</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　魂が肉体に入っていく音</p>
<p><br />四郎　　：これで後は回復に向かうはずだ。</p>
<p>幸太郎　：よかった。</p>
<p>四郎　　：さあ、俺達も帰ろう。</p>
<p>幸太郎　：そうしょう。</p>
<p>四郎　　：なあ、幸太郎。</p>
<p>幸太郎　：なんだ。</p>
<p>四郎　　：今度３人で生まれ変わるときは、俺が園子を彼女にする。</p>
<p>幸太郎　：だめだ。俺の彼女だ。</p>
<p>四郎　　：俺だ。</p>
<p>幸太郎　：いや、俺だ。</p>
<p>幸太郎・四郎　：（一瞬間をおいて笑い出す）</p>
<p>四郎　　：お互いあの世で男を磨き直して、園子をビックリさせてやろう。</p>
<p>幸太郎　：よし、そうしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />おわり</p>
<p><br />死んでもアイラブユー<br />Story by ushi</p><script type="text/javascript"><!--
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<p>&nbsp;</p>]]>
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    <title>ラブ・マジック</title>
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    <published>2008-10-14T17:12:37Z</published>
    <updated>2008-10-14T17:20:25Z</updated>

    <summary>たいくつなお見合いの時間を過ごしてる真紀。その時違う席の青年が真紀の目の前で、いきなりストローをスカーフに変えた。そしてニッコリほほ笑む青年。そこからはじまる二人のラブ・マジック・・・</summary>
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        <name>ushi</name>
        
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        <category term="003)Young Theater " scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="004)ラブ・マジック" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <![CDATA[<p>
<p><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="150" alt="magic.jpg" src="http://ushibook.com/drama/magic.jpg" width="150" />たいくつなお見合いの時間を過ごしてる真紀。その時違う席の青年が真紀の目の前で、いきなりストローをスカーフに変えた。そしてニッコリほほ笑む青年。そこからはじまる二人のラブ・マジック・・・</p>
<p>&nbsp;</p>
<p></p>
<p>&nbsp;<font color="#cc3366" size="2">Drama 8</font></p>
<p><font color="#cc3366" size="2"></font>&nbsp;</p>]]>
        <![CDATA[<p><font color="#cc3366" size="2"></font>&nbsp;《キャスト紹介》</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>男・内片智也（２９才）</p>
<p>マジシャン。<br />好きな人には率直に自分の気<br />持ちを伝えるというタイプ。</p>
<p>女・上田真紀（２８才）</p>
<p>銀行勤め。<br />明るくユーモアもある。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><br />○　ホテル・ロビー</p>
<p><br />男　　：やあ、来てくれたんだね。<br />女　　：来ないと思ってた？<br />男　　：さあ、分からないから待つ間が楽しかった。<br />女　　：変な人。<br />男　　：よく言われるよ。<br />女　　：始めまして、私は上田真紀です。<br />男　　：内片智也です。さっき君達がいたテーブルへ座ろうか？<br />女　　：ええ。<br />男　　：ほんの６時間程前に君はここでお見合いをしてたんだ。<br />女　　：そうよ。<br />男　　：どうしてお見合いって、ホテルのロビー喫茶が多いんだろう？<br />女　　：待合せに便利で、体裁がいいからじゃない。<br />男　　：ふうん。もう何回もしたの？<br />女　　：数えるほどよ。<br />男　　：でもまだお見合いなんかする年でもないだろう。<br />女　　：そうでもないけど、親戚の叔母さんで世話好きな人がいるの。<br />男　　：ああ分かるよ。誰かと誰かを引き合わせるのが趣味で、なんか<br />　　　　それを生きがいにしてる人。<br />女　　：そんな感じ。でも驚いたわ、さっきは。<br />男　　：（嬉しそうに）ほんと？<br />女　　：だって、突然ストローをスカーフに変えるんだもん。<br />男　　：見てたら君はあまりにも退屈そうだったから。<br />女　　：そう見えた？<br />男　　：何回も欠伸をかみ殺してた。<br />女　　：そんなところまで見てたの？<br />男　　：君の相手はたいそう君の事を気に入ってたみたいだよ。あの後<br />　　　　二人でどこへ行ったの？<br />女　　：月並みな食事と月並みな会話をしてきただけよ。食事の時ハン<br />　　　　カチを取出そうとしたら、あなたからのメッセージを見つけた<br />　　　　のよ。いつの間にバッグに入れたの？<br />男　　：君が３回目の欠伸をかみ殺したとき。<br />女　　：どうやって？<br />男　　：僕はマジシャン。<br />女　　：ほんとに？<br />男　　：その君のハンカチを貸してみて・・・ありがとう。いいかい、<br />　　　　こうやって僕の右手に掛けるだろ。ワン・ツー・スリーッ！<br />女　　：あッ！　真っ赤なバラ。<br />男　　：どうぞ、お近付きの印に。<br />女　　：ありがとう。</p>
<p><br />○　銀行</p>
<p><br />女　　：いらっしゃいませ・・・あら。<br />男　　：こんにちわ。制服着ると雰囲気変わるね。<br />女　　：あなたのマジックほどじゃないわ。<br />男　　：こんな近くの銀行の窓口にいたんだ。<br />女　　：ご預金でしょうか？<br />男　　：そうだな、引き出すよ。<br />女　　：でしたらその用紙にご記入してもらえますか？<br />男　　：ＯＫ。（書く）はい。<br />女　　：どうも・・・ん？　今晩あなたを引き出せますか？<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 　７時に？ちょっと・・・消えた・・・　</p>
<p><br />○　レストラン</p>
<p><br />男　　：美味しい？<br />女　　：ええ、とっても。それに夜景がとってもきれいだわ。<br />男　　：よかった。<br />女　　：今日はもう手品見せてくれないの？<br />男　　：そのうちその料理からカエルの足が出てきたりして。<br />女　　：キャーッ！<br />男　　：冗談だよ。<br />女　　：もうッ！<br />男・女：（笑う）<br />男　　：この間のお見合いの人はどうしたの？<br />女　　：うん・・・ちょっとお付合いしてみようかなって思ってる。　<br />男　　：（ちょっと落胆）そうなの？<br />女　　：うん・・・ちょっとくらいお付合いしてみないと相手のこと何<br />　　　　もわからないし・・・<br />男　　：好きなんだ。<br />女　　：好きになるかどうか、付合ってみるのよ。<br />男　　：ふーん・・・<br />女　　：あなただってそうでしょう？<br />男　　：僕は直感で好きになるな。<br />女　　：直感で？<br />男　　：そう。始めてあった人でも、その人のちょっとしたしたしぐさ<br />　　　　で、例えば笑い方だとか、カップの持ち方だとか・・・そう、<br />　　　　欠伸を我慢する様子だとか・・・<br />女　　：・・・そうなの？<br />男　　：でも大抵そのインスピレーションは当たってるよ。<br />女　　：ふーん。<br />男　　：僕の言いたいこと、わかるだろ？<br />女　　：（戸惑って）でも、あなたの事まだ何も知らないわ。<br />男　　：僕はね・・・マジシャン。<br />女　　：（笑って）それだけだもの。<br />男　　：何が知りたいの？<br />女　　：え？<br />男　　：君は好きになる人を何で選ぶの？<br />女　　：（意表を突かれて）え？<br />男　　：その人の職業、会社での地位、性格、学歴、もっと違うモノ？<br />女　　：そうね、そのすべてかしら。<br />男　　：でもその多くの物は変わっていくよ。もっとその人の本質を見<br />　　　　なくっちゃ・・・<br />女　　：本質？<br />男　　：うん。<br />女　　：どうすればいいのかしら？<br />男　　：簡単だよ。自分の直感に頼ればいいのさ。<br />女　　：難しいわね。<br />男　　：簡単だって言ったろ。偏見を持たずに自然とその人を見ればい<br />　　　　いのさ。<br />女　　：自然に？<br />男　　：そう、自然に・・・</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; （Ｂ・Ｇ・Ｍ）</p>
<p><br />○　デパート</p>
<p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　店内放送など</p>
<p><br />女　　：そうね、こっちの熊のプリントの入った服と、靴下はこれ、帽<br />　　　　子はそのフサフサがついてるのを。のし紙には出産お祝いとし<br />　　　　ておいて下さい・・・（何かに気付いた様に）あら・・・<br />男　　：さあ、いいかいちびっこ諸君。これが最後の手品だよ。よーく<br />　　　　見て帰ってね。ほーらこの箱、何もないでしょ。ところがこの<br />　　　　ハンカチで蓋をするとー、何が出るかなー、オバケかもしれな<br />　　　　いぞー、でも大丈夫。この通り、ドラエモンでしたー。</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　まばらな拍手</p>
<p><br />男　　：さあ、みんなおかあさんのところへ帰って。きっと探してるゾ。<br />　　　　迷子になるなよ。バイバイ・・・</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　拍手が一つ近寄って来る</p>
<p><br />女　　：お疲れ様。<br />男　　：君か・・・<br />女　　：ここがあなたのステージだったのね。わたしの銀行の向いじゃ<br />　　　　ない。<br />男　　：そう、ここで毎日ショーをしてるんだ。<br />女　　：手品グッズを実演するお兄さん。<br />男　　：タネがバレちゃったか。<br />女　　：ええ、しっかりとね。<br />男　　：買物かい？<br />女　　：ええ、友達の出産お祝いを買いに来たの。<br />男　　：そう。<br />女　　：子供が好きなのね？<br />男　　：まあ。<br />女　　：とても優しい目をしてたわ。<br />男　　：そうかな。<br />女　　：この間あなた、教えてくれたわよね。<br />男　　：何を？<br />女　　：人を好きになるのは、自分の直感を信じろって。<br />男　　：（思い出した様に）ああ・・・<br />女　　：なんとなく判ったような気がするわ。<br />男　　：どんな風に？<br />女　　：あなたが子供達を相手に手品をしているの見たら・・・この人<br />　　　　は本当に優しい人なんだって。<br />男　　：照れるな。<br />女　　：わたしも自分の直感を信じることにするわ。<br />男　　：じゃあ・・・<br />女　　：私にも優しくしてくれますか？<br />男　　：・・・左手をかしてみて・・・ワン・ツー・スリー！<br />女　　：ああ！　かわいいビーズの指輪。<br />男　　：このマジックはちょっと時間が掛かるんだ。本物の婚約指輪に<br />　　　　変わるまでは・・・</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>おわり</p>
<p>&nbsp;</p><font color="#cc3366" size="2"></font>
<p>ラブ・マジック<br />Story by ushi</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p><font color="#cc3366" size="2"></font>&nbsp;</p>]]>
    </content>
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    <title>超能力者な人たち</title>
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    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.45</id>

    <published>2008-10-12T00:27:47Z</published>
    <updated>2008-11-09T17:01:19Z</updated>

    <summary>僕の交友録の中には、まったく変った人がいる。まあ『お前が変わってるからお前が引き寄せているのだろう』とか言われますが、とてつもない能力を持っている友人・知人がいるんだよ。俗に『超能力』を持った人たちだ。
</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="002)雑記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="010)牛のエセ日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="牛のエセ日記" label="牛のエセ日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="超能力" label="超能力" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<p>僕の交友録の中には、まったく変った人種がいる。</p>
<p>まあ『お前が変わってるからお前が引き寄せているのだろう』とか言われますが、とてつもない能力を持っている友人・知人がいるんだよ。</p>
<p>俗に『超能力』を持った人たちだ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>一昔前、僕は物書きをしていた頃があって、ドラマのネタ探しと自分の趣味も相まって、そういう人探しをしていたこともありました。</p>
<p>実は、探せばいるもので色々なことを知りましたよ。</p>
<p>取材して、一番わかったことは、、、</p>
<p>本当の能力を持っている人は、けっして自分の口から自分に備わっている力（超能力）を公に口外しないということ。逆に隠しています。</p>
<p>自分から、私は○○の力がある、という輩は大抵が偽物。売名行為とか、目立ちたいという心理からそういう嘘を言うのね。</p>
<p>でも、本物はけっして言わないの。</p>
<p>だから、知られることは少ない。</p>
<p>なぜ自分の能力を言わないかと言えば、言ったとしても悪いことが起きても、けっして良いことは起こらないと経験で知ってるからなんだよ。</p>
<p>僕が知ってる超能力者は、霊が本当に見える、予知夢を見る、相手の過去世をリーディングする、写真を見るだけでその人の本質をリーディングする、というもの。</p>
<p>中でも驚いたのは、相手の思ってることが１００％リーディング出来る男性にはびっくりしたΣ(￣ロ￣lll)ガビーンビーン</p>
<p>凡人にとってみては、羨ましい限りだと思うけど、その人は最後結婚してた人とも離婚し、都会から離れてどこかへ消えてしまいました。</p>
<p>「相手の思うことがすべて分かってしまえば、誰とも一緒に居ることは出来ません」と泣くように呟いていたのが今でも思い出せます。</p>
<p>特殊な能力の悲劇か。</p>
<p><br />写真を見るだけで相手の本質的な性格はもちろん、相性やその人が持つ病気までリーディング出来る女性から、数年ぶりに最近メールが来た。</p>
<p>その人も、そんな自分の能力をひけらかすことや誇示することは全く無いので、よほど親しい人でも知るまい。</p>
<p>その人、子供の頃は誰でもみんなそんな能力があるのだと思っていたらしいのだけど、大人になるにしたがってそんな能力は自分だけであるのだと分かり、自分しかない能力を封印したのだと言っていた。</p>
<p>僕は冗談で『今でもフォトリーディングは出来るかい？』とメールしたら『最近はしてないので、どうかな？』と言うので、彼女が会ったこともない人の写メを送ってみた。</p>
<p>やっぱり、百発百中で言い当てたΣ(￣ロ￣lll)ガビーン</p>
<p>ずっと前、彼女の能力をテストする意味で、幼稚園児が５０人ほど写っている集合写真を見せて、この中で大人になって犯罪者となった子供が一人だけいる。誰だかわかるか、という実験をやった。</p>
<p>その時も、彼女は迷わず一発で言い当てたのには心底驚いたなぁ（＾＾；</p>
<p><br />世の中には、実際驚く人や事実があるね。</p>
<p><br />だから、楽しいね（＾＾ｖ<br /></p><script type="text/javascript"><!--
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    <title>サイト更新案内 2008.10.12</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ushibook.com/drama/2008/10/-20081012.html" />
    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.44</id>

    <published>2008-10-11T16:02:46Z</published>
    <updated>2008-11-09T17:02:36Z</updated>

    <summary>『単身赴任』を更新しました（＾＾）

 
</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="001)サイト更新案内" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="牛のエセ日記" label="牛のエセ日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<p><a href="http://ushibook.com/drama/2008/10/post-31.html">『単身赴任』</a>を更新しました（＾＾）</p>]]>
        <![CDATA[<p>&nbsp;オチのある話なので、内容は書きませんが、このドラマはシナリオを書いただけで、実はオンエアされませんでした（＾＾；</p>
<p><br />理由は、このドラマを書き上げた翌日に丁度阪神淡路大震災が起こり、神戸の街はえらいことになってしまったんですわ。ご存知の通り。</p>
<p>そして、放送局が半壊となりドラマはすべて制作中止になってしまったんです。</p>
<p>放送局はとにかく機材が多いので、大変でしたね。</p>
<p>その後、製作費がかさむドラマ制作はすべて打ち止めみたいになっちゃたのですね。残念・・・</p>
<p>でも、それを機会に僕はインターネットというものに出会いました。</p>
<p>最初は、ニフティ内にあった掲示板に多くの人が書き込みをしているのを見たのは衝撃的でしたね。</p>
<p>電波や放送を使わずして、自分の思いやテーマがこれからはダイレクトに伝えることが出来る時代が来るんだ、と興奮したのを覚えています。</p>
<p>あの地震がなければ、インターネットに携わってなかったのかもしれません。</p>
<p>大きな転機を迎えた時に描いた作品なので、そういう意味では日の目を見なかった作品ですが自分の中では思い出深い作品ですね。</p>
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</script><p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>]]>
    </content>
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    <title>詐欺師がもたらした幸運</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ushibook.com/drama/2008/10/post-30.html" />
    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.42</id>

    <published>2008-10-09T17:30:15Z</published>
    <updated>2008-11-09T17:03:52Z</updated>

    <summary>Ｋさんと知り合うきっかけになったのは、知り合いの鍼灸院の先生が「おたくの会社に１５００万円騙し取られたという人がいます」と教えてくれたのがきっかけ。</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="002)雑記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="010)牛のエセ日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="牛のエセ日記" label="牛のエセ日記" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<p>今日、ある会社の社長が僕の会社にお越しになった。うちで扱ってる商品をいくつかＯＥＭしたいという内容だった。</p>
<p>僕と同い年か、少し若いくらいの物静かな男性だった。</p>]]>
        <![CDATA[<p>商品のＯＥＭ希望のお話は、ここ最近でも数件あり珍しくないのだけど、このＫという社長とは初対面だけど、実は凄い共通点がある。</p>
<p>その共通点とは、同じ詐欺師に僕も彼もやられているということだ。</p>
<p>Ｋさんと知り合うきっかけになったのは、知り合いの鍼灸院の先生が「おたくの会社に１５００万円騙し取られたという人がいます」と教えてくれたのがきっかけ。</p>
<p>「ちょっと待ってよ」</p>
<p>うちは騙されたことは、過去において度々あるけど、商売で誰も騙したことはないよ。</p>
<p>と、鍼灸院の先生に誤解を解くために足を運んだのがきっかけ。</p>
<p>うちに１５００万円騙し取られたと吹聴していたのは、実は去年うちの会社を騙して全国に１０００人くらいの被害者を作り、うちの会社に大打撃を与えたＯという人物だった。<br />そして、今日当社に訪問してきたＫという社長も実はこのＯという男に大金を騙し取られて現在告訴をしているという。</p>
<p>Ｏという詐欺師は、実は元々は僕の知人だった。</p>
<p>仕事絡みの付き合いは無く、名刺を交換したくらいの間だった。</p>
<p>１年半ほど前、事業をはじめたＯは、僕の会社を訪問しインターネットのメール配信システムを構築して欲しいと僕に頼んできた。</p>
<p>ベンチャーではじめたので資金はそうないという見るからに好青年の彼を、応援する気持ちから彼の依頼を僕は引き受けた。</p>
<p>実は、これが最悪への道のりのはじまり（＾＾；</p>
<p>だっとは、つゆ知らず。</p>
<p>そしてＯは、そのシステムを悪用して全国に１０００人近い被害者をわずか２か月くらいで作り出した。俗にいう詐欺商法というやつだ。</p>
<p>全国の被害者には、うちの会社もグルだと思われて随分苦情の電話を貰った。</p>
<p>その誤解を解くために、僕と同僚の村田は九州から東北地方までかなりの地域を事情説明で奔走しました。それが丁度１年前のこと。</p>
<p>徹底した説明を繰り返したので、事情を理解してくれて今では僕の会社の常連のお客様になって貰っている人も多い。</p>
<p>でも、そうなるまではかなり苦労したよ（＾＾；</p>
<p>聞けば、今回騙されたＫさんも全く同じ手口でやられたそうだ。</p>
<p>一年前被害を受けた時は、僕もかなりＯをとっちめたつもりだったけど、奴はまだ死んでなかったのだ。</p>
<p>ゾンビみたいな奴。</p>
<p>しかし、こうして知り合ったＫさんの会社は社運を掛けた商品探しに奔走しており、今日うちのumo（ウモ）を紹介してあげたらいたく感激してました。</p>
<p>即、採用を決めてumo（ウモ）入りの化粧品数点の開発製造を依頼してきました。</p>
<p><br />そうみると、人間どこから不運で幸運かはわからない。</p>
<p><br />詐欺に合い、損害を受けた時にはほんとうに最悪な状況だったけど、こんな風に運の巡りで僕のところもＫさんの会社も、ほんとジャストタイミングで大きな商売になった。</p>
<p>Ｋさんの商品探しには、タイムリミットがあったらしく、半ば諦めていたようなタイミングでの出逢いだったので、その分大層感激してくれた。</p>
<p>うちも、大きな契約を取れて、昨年詐欺師のＯから打撃を受けた何倍もの見返りになりそうな商いだ。</p>
<p><br />僕がよく例える話だけど、死ぬ気で惚れた女に振られた時は、それこそ地獄のどん底に叩き落とされたような気持になり、嫉妬からその女を恨むことさえもある。</p>
<p>でも、その後以前振られた女よりいい女に出会うことが出来れば「よくぞ、あの時俺を振ってくれた！」と、昔振られた女に今度は感謝したりもする。</p>
<p><br />今回の状況も、それと似たような要素がある。</p>
<p><br />人間の運なんて、一時は最悪と思えても、次の瞬間にはどうなるかわからない。</p>
<p>良くなるには、もちろん諦めない努力と信念が絶対必要であることは確か。</p>
<p><br />皆さんの中でも、今最悪な状況に陥ってても"諦めず""前向きな気持ちで""たえず前に進む"ことを忘れなかったら、どこかから神風が吹いて必ず状況は逆転しますよ。</p>
<p><br />それが「引き寄せの法則」です゜゜゜-y(^^)o0○</p>
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</script><p>&nbsp;</p>]]>
    </content>
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    <title>シンデレラロード・第１話</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ushibook.com/drama/2008/10/post-29.html" />
    <id>tag:ushibook.com,2008:/drama//4.37</id>

    <published>2008-10-08T12:42:05Z</published>
    <updated>2008-11-09T17:05:35Z</updated>

    <summary>婚約相手は神戸でも有数の実業家の御曹司。幼い頃から母と苦労だけで生きてきた香住華子にとって、それはまるで絵に描いたようなシンデレラストーリーだった。しかし婚約者との婚前旅行の夜、華子の運命を左右するシンデレラロードが用意されていた・・・（全３話）
</summary>
    <author>
        <name>ushi</name>
        
    </author>
    
        <category term="001)One Shot Story" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="017)シンデレラロード・第１話" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="シナリオ" label="シナリオ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="ドラマ" label="ドラマ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="バールサンドリオン" label="バールサンドリオン" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="ラジオドラマ" label="ラジオドラマ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="牛のドラマシアター" label="牛のドラマシアター" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="恋愛" label="恋愛" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ushibook.com/drama/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="150" alt="cinderella.jpg" src="http://ushibook.com/drama/cinderella.jpg" width="150" /> 
<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline">婚約相手は神戸でも有数の実業家の御曹司。幼い頃から母と苦労だけで生きてきた香住華子にとって、それはまるで絵に描いたようなシンデレラストーリーだった。しかし婚約者との婚前旅行の夜、華子の運命を左右するシンデレラロードが用意されていた・・・（全３話）</span></p>
<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"></p>
<p>&nbsp;<font color="#008000" size="2">Bar Cendrillon Series&nbsp;</font></p>
<p><font color="#008000" size="2"></font>&nbsp;</p></span></form>]]>
        <![CDATA[<p><br />《キャスト紹介》</p>
<p><br />男性客・伊藤寿浩（２７才）・・・伊藤商事の御曹子。放蕩息子。</p>
<p>女性客・香住華子（２４才）・・・看護婦。寿浩のフィアンセ。</p>
<p>マスター&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; ・・・とても冷静でいて神秘的な女性。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;（ＰＬＡＹ１）</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p><br />マスター　：いらっしゃいませ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：こんばんわ、マスター。<br />マスター　：お久しぶりです。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスター、紹介します。私の婚約者の伊藤寿浩さん。<br />男性客　　：始めまして、伊藤です。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：始めまして。お噂はかねがね香住樣の方からお伺いしてお<br />　　　　　　ります。<br />男性客　　：おいおい、変な事は言ってないだろうな？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：大丈夫よ。ねえマスター。<br />マスター　：とても素敵な方だと何度となくお聞きしております。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ねえ。<br />男性客　　：そんな、素敵だなんてちょっとオーバーだよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：彼、照れてるんです。<br />男性客　　：おい・・・<br />マスター　：どうぞこちらへ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ありがとう。<br />男性客　　：どうも。<br />マスター　：お飲み物、何にいたしましょうか？<br />男性客　　：俺はこの後運転するから・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：少しくらいなら大丈夫よ。ねえちょっとだけでも飲みましょ<br />　　　　　　うよ。<br />男性客　　：そうだな・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：それにイザとなれば私が運転するわ。<br />男性客　　：判ったよ。それじゃレッド・アイをお願いします。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：私はテキーラ・サンライズ。<br />マスター　：かしこまりました。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ２）</p>
<p><br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスター、私達の結納の日が決まったんです。<br />マスター　：それは、改めておめでとうございます。<br />男性客　　：ありがとうございます。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：でも、私まだ夢を見ているようで・・・<br />男性客　　：またそれを言う・・・<br />マスター　：どうかしたのですか？<br />男性客　　：いえ、彼女変な事を気にしてるんですよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：変な事なんかじゃないわ。<br />男性客　　：いえね、その、俗に言う家柄だとか身分とかって、すぐに<br />　　　　　　口にするんですよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：変な事ですか。神戸の伊藤商事って言えば、マスターもよ<br />　　　　　　く知ってましたよね？<br />マスター　：それはもう、伊藤商事の伊藤忠介樣と言えば神戸貿易の開<br />　　　　　　祖と言われるぐらい、神戸の貿易に貢献なさったお方。<br />男性客　　：爺さんがどんな偉い事をしたのかと、俺が何をするかは別<br />　　　　　　問題だろ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ゆくゆくは彼が今の伊藤商事を継ぐのです。<br />男性客　　：ああ、最近決めたんだけどな。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：彼、会社なんか継ぐ気はないと３年も家を出てたんです。<br />マスター　：お気持ちが変わったのですね。<br />男性客　　：ええ、それが彼女のお陰なんです。<br />マスター　：彼女の？<br />男性客　　：あれ、そのことはまだ話してなかったの？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：う、うん・・・<br />男性客　　：説教されたんですよ俺、こいつに。<br />マスター　：お説教を？<br />男性客　　：ええ、こっぴどく。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ３）</p>
<p><br />男性客　　：華子との出会いは僕が交通事故で入院した病院だったんで<br />　　　　　　すよ。<br />マスター　：はい、それはお伺いしております。<br />男性客　　：彼女は僕の病室の担当看護婦でした。入院と言っても足を<br />　　　　　　骨折しただけで後は健康体なんですよ。だから毎日が退屈<br />　　　　　　で退屈で・・・<br />マスター　：判ります。<br />男性客　　：２週間ほどでした。華子とよく喋るようになったのは、な。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：うん。彼はナースセンターでも話題だったんです。背も高<br />　　　　　　くハンサムだから若いナースの間で・・・<br />男性客　　：ほんとか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：本当だってば・・・だから彼と親しくしたら他の同僚から<br />　　　　　　なんか言われないかと思って、最初の内は・・・<br />男性客　　：担当のくせに妙に無視するもんだから、よけい喋り掛けた<br />　　　　　　くて・・・そのうち喋ってくれるようになり、だんだんと<br />　　　　　　会話がはずむようになっていった。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：うん。<br />男性客　　：僕はあまり家の事は他人に話さない方だけど、彼女には全<br />　　　　　　部話したんですよ。家を飛出して放蕩な暮しをしてると。<br />　　　　　　すると、彼女に言われたんですよ。それは親に反抗してた<br />　　　　　　だ逃げてるだけだと。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：だからあの時はそんな有名な会社の跡取り息子だなんて知<br />　　　　　　らなかったから・・・その辺の町工場かなんかのドラ息子<br />　　　　　　くらにしか思わなかったのよ・・・<br />男性客　　：基本的には一緒だよ。一見カッコ良く見えるけど、親の実<br />　　　　　　績を超えられる自信がないだけだとも言われちゃったんで<br />　　　　　　す。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ごめんなさい、あの時は・・・<br />男性客　　：いいんだよその通りだったんだから・・・</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ４）</p>
<p><br />男性客　　：彼女に言われて眼が覚めたんですよ。よし、祖父と親父が<br />　　　　　　残した実績を俺が越してやろうって・・・<br />マスター　：そうですか。<br />男性客　　：そう思ったとたん、エネルギーが漲って来て、退院を待た<br />　　　　　　ずに実家に帰りましたよ。親父とお袋、驚いてたな。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そりゃそうでしょ。３年も家を空けてた息子が急に帰って<br />　　　　　　来たんだから。<br />男性客　　：それも更正して会社を継がしてくれ言ったもんだから、二<br />　　　　　　重にびっくり。お袋なんか泣いて喜んでた。<br />マスター　：よかったですね。<br />男性客　　：それも全部華子のお陰ですよ。誰がなんと言っても聞かな<br />　　　　　　かった僕を更正させた女性だから結婚話も即ＯＫ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：この間私の田舎に挨拶に来てくれたんです。<br />マスター　：そうですか。<br />男性客　　：挙式は来年の春に決めました。<br />マスター　：その時は私にもぜひお祝いをさせてください。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：きっとたくさんの人が来てくれるのよね・・・<br />男性客　　：ああ、家は親戚が多いし会社関係もあるし・・・どうした<br />　　　　　　んだ華子？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：そんな偉い人達ばかりの中で、私をあなたにふさわしいっ<br />　　　　　　てみんな思ってくれるかしら？<br />男性客　　：心配ないって言ってるだろ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：学歴も家柄もない私を・・・<br />男性客　　：そんなの関係ないって。そんなこと言えば俺も周りに威張<br />　　　　　　れるような経歴なんて１つもまだないんだから。<br />マスター　：そうですよ、華子さん。結婚は二人のこれからのスタート<br />　　　　　　なのです。スタートだから何もいらなくていいのですよ、<br />　　　　　　ただお互いを愛し合う心と信頼があれば、後は幸せは自分<br />　　　　　　達で作っていくものですから。<br />男性客　　：そうだよ！<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：幸せは自分で作る・・・</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ５）</p>
<p><br />男性客　　：今日これから六甲山にある別荘に二人で行くんです。<br />マスター　：そうですか。<br />男性客　　：昔祖父達が住んでたんですけど、街から遠いので今は別荘<br />　　　　　　代わりにしてるんです。１度華子が行ってみたいと前から<br />　　　　　　言ってたものですから、この週末にと・・・<br />マスター　：今日から３日間？<br />男性客　　：ええ、そこで二人で将来の方針をミーティングしてこよう<br />　　　　　　と思います。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：マスター今何時かしら？<br />マスター　：10時を少し回ったところです。<br />男性客　　：そろそろ行くか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：じゃこれ飲んじゃったらね。<br />男性客　　：俺はもういいよ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ダメよ、これは二人のお祝いにとマスターが作ってくれた<br />　　　　　　特別のカクテルなんだから。<br />男性客　　：そういえばきれいな色だな。なんて名前なんですこれ？<br />マスター　：シンデレラ・ロードと申します。<br />男性客　　：カッコイイ名前だな。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：味だって最高よ。<br />マスター　：でもご無理なさらなくても・・・<br />男性客　　：いいえ、いただきます。（飲む）うまい。マスターお心添<br />　　　　　　えありがとうございました。<br />マスター　：恐縮でございます。<br />男性客　　：さあ、行こうか・・・あっ。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：大丈夫？</p>
<p>　　　　　　　　　Ｓ　Ｅ　グラスの割れる音</p>
<p>男性客　　：あ、すみません・・・<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいえ、私の肘があたったんです。ごめんなさいマスター<br />　　　　　　、きれいなグラスが・・・<br />マスター　：いいえ、それよりお怪我の方は？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：大丈夫です。</p>
<p><br />（ＰＬＡＹ６）</p>
<p><br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; Ｓ　Ｅ　ドアの開閉の音</p>
<p><br />マスター　：大丈夫でらっしゃいましたか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ええ、助手席に入ったらダウンしました。もともとお酒飲<br />　　　　　　めない人なんです。<br />マスター　：無理におすすめして申し訳ありませんでした。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いいえ、お礼を言わなければならいのは私の方です。<br />マスター　：お礼？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：さっきマスターの言葉で、私勇気を持てました。<br />マスター　：？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：幸せは自分で作るものだって・・・<br />マスター　：そうですか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：決心がついたんです、私。これまでの私は、幸せからは本<br />　　　　　　当に縁遠い人間だと考えてきました。ひょっとするとこの<br />　　　　　　始めてきたチャンスもみすみす見逃していたかもしれませ<br />　　　　　　ん。でも、マスターの言葉で決心がついたんです・・・<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 幸せになろうと、誰にも邪魔をされず、自分の力で・・・<br />マスター　：邪魔をされず？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：いえ、言葉のアヤです。<br />マスター　：がんばって下さい。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：ありがとうマスター。<br />マスター　：お車の方、大丈夫ですか？<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：私は平気、九州オナゴですから。<br />マスター　：そうですか。<br />女性客&nbsp;&nbsp;&nbsp; ：じゃマスター、行ってきます。<br />マスター　：行ってらっしゃい。<br />マスター（Ｎ）：そのときの華子さんの笑顔に、この後の悲惨な事件が<br />　　　　　　どうして想像出来ましたでしょう。華子さんの言葉の片隅<br />　　　　　　に私が、もし気付いていれば・・・刑事さんが訪ねて来ら<br />　　　　　　れたのは翌週のことでした・・・</p>
<p><br />つづく</p>
<p><br />シンデレラロード第１話<br />Story by ushi</p>
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    <title>シンデレラロード・第２話</title>
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    <published>2008-10-08T12:33:07Z</published>
    <updated>2008-11-09T17:07:21Z</updated>

    <summary>婚約相手は神戸でも有数の実業家の御曹司。幼い頃から母と苦労だけで生きてきた香住華子にとって、それはまるで絵に描いたようなシンデレラストーリーだった。しかし婚約者との婚前旅行の夜、華子の運命を左右するシンデレラロードが用意されていた・・・（全３話）</summary>
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        <name>ushi</name>
        
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        <![CDATA[<p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="150" alt="cinderella.jpg" src="http://ushibook.com/drama/cinderella.jpg" width="150" />婚約相手は神戸でも有数の実業家の御曹司。幼い頃から母と苦労だけで生きてきた香住華子にとって、それはまるで絵に描いたようなシンデレラストーリーだった。しかし婚約者との婚前旅行の夜、華子の運命を左右するシンデレラロードが用意されていた・・・（全３話）</span></p>
<p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"></p>
<p>&nbsp;<font color="#008000" size="2">Bar Cendrillon Series&nbsp;</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p></span>]]>
        <![CDATA[<p><br />《キャスト紹介》</p>
<p>刑事　・谷水康雄（３５才）・・・生田署・捜査１課の刑事。<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; ヒョウヒョウとした性格。</p>
<p>男性客・伊藤寿浩（２７才）・・・伊藤商事の御曹子。香住華子の<br />&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nb